成長痛:原因・診断・管理のポイント【医学部学生向け】

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1. 成長痛とは?

成長痛(growing pains)は、小児期に下肢を中心に生じる非炎症性の反復性疼痛であり、特定の器質的疾患が認められないことが特徴です。特に就学前から小学校中学年にかけて発症しやすく、夜間に症状が強まる傾向があります。

2. 発生機序

成長痛の原因は完全には解明されていませんが、以下の要因が考えられます:

  • 骨の成長と筋肉・腱のバランス不均衡: 骨の急速な成長により、周囲の軟部組織に負担がかかる。
  • 過度な運動: 日中の活動による筋肉疲労が夜間の痛みを引き起こす。
  • 心理的要因: ストレスや不安が痛みを増幅する可能性があります。

3. 臨床症状

  • 主に大腿部、膝周囲、下腿部に発生する鈍痛。
  • 痛みは夕方から夜間にかけて出現し、翌朝には消失する。
  • 発熱や腫脹、発赤、歩行障害は伴わないのが特徴。

4. 鑑別診断

医学部学生としては以下の疾患を除外することが重要です:

  • 骨腫瘍
  • 骨端症(ペルテス病など)
  • 関節炎(特発性若年性関節炎など)
  • 感染性疾患(骨髄炎など)

5. 診断と評価

  • 問診: 痛みの時間帯・性質・頻度を詳細に確認。
  • 身体診察: 圧痛や関節可動域を評価。
  • 画像検査: 通常は必要ないが、器質的疾患を疑う場合はX線などを施行。

6. 治療および管理

  • 保護者への説明と安心感の提供: 自然軽快する予後良好な疾患であることを説明。
  • 対症療法: 痛みが強い場合は温罨法や軽いマッサージを推奨。
  • 運動制限は不要: 通常の活動は問題なく、過度な心配を避ける。

7. まとめ

成長痛は一般的かつ良性の疾患ですが、適切な鑑別と患者・保護者への説明が重要です。医学部学生としては、病歴聴取と基本的な身体診察を丁寧に行い、必要に応じて鑑別疾患を見逃さないようにすることが求められます。

成長痛は整形外科でよく見る病態なんだけど、意外とメンタルの部分が多い気がする。下の子供が生まれて両親(主に母親)の関心が小さい子供に集中して自分がかまってもらえない場合とかね。

急激に伸長が伸びる時期(女子の場合の小学高学年など)以外で対象の子供の年齢が小学生中学年低学年の場合は大体がこれ。これを頭に入れておいた方が良いよ。

終わり。