指が動かしにくい…ヘバーデン結節と関節リウマチの違い – 手指の変形について解説

整形外科学

「指が動かしにくい」「指の関節が腫れて痛む」といった症状でお悩みではありませんか?手指の変形や痛みを引き起こす病気には、ヘバーデン結節や関節リウマチなどがあります。これらの病気は似たような症状が出ることがありますが、原因や治療法が異なります。今回は、ヘバーデン結節と関節リウマチの違いについて詳しく解説します。


ヘバーデン結節とは?

ヘバーデン結節は、手指の第一関節(DIP関節)に変形や痛みが生じる病気です。主に40代以上の女性に多く見られます。原因は明確にはわかっていませんが、加齢や遺伝、ホルモンバランスの変化が関係していると考えられています。

主な症状

  • 手指の第一関節が腫れる。
  • 関節が変形し、指が曲がることがある。
  • 痛みやこわばりを伴うことがある。
  • 進行すると、関節の動きが制限される。

特徴

  • 第一関節に症状が現れる。
  • 関節リウマチと異なり、血液検査で異常が見られない。
  • 痛みは一時的で、進行すると軽減することが多い。

関節リウマチとは?

関節リウマチは、免疫システムが誤って自身の関節を攻撃することで炎症が起こる病気です。手指だけでなく、全身の関節に症状が現れることが特徴です。30〜50代の女性に多く発症します。

主な症状

  • 手指の第二関節(PIP関節)や付け根の関節(MCP関節)が腫れる。
  • 朝のこわばりが30分以上続く。
  • 左右対称に症状が現れることが多い。
  • 関節の変形や痛みが進行する。

特徴

  • 全身の関節に症状が広がる可能性がある。
  • 血液検査で炎症反応やリウマトイド因子が確認される。
  • 放置すると、関節の破壊が進み、日常生活に支障をきたす。

ヘバーデン結節と関節リウマチの違い

項目ヘバーデン結節関節リウマチ
症状が現れる関節手指の第一関節(DIP関節)手指の第二関節(PIP関節)や付け根の関節(MCP関節)
痛みの特徴一時的で、進行すると軽減することが多い持続的で、進行すると悪化する
血液検査異常なし炎症反応やリウマトイド因子が陽性
全身症状なし発熱や倦怠感などが現れることがある
変形の特徴第一関節が変形し、結節ができる関節が破壊され、独特の変形が生じる

治療法の違い

ヘバーデン結節の治療

  • 保存的治療: 痛みが強い場合は、消炎鎮痛剤や湿布を使用します。
  • 装具療法: 関節の変形を防ぐため、装具を使用することがあります。
  • 手術: 変形が進行し、日常生活に支障がある場合は、手術が検討されることもあります。

関節リウマチの治療

  • 薬物療法: 抗リウマチ薬や生物学的製剤を使用し、炎症を抑えます。
  • リハビリテーション: 関節の可動域を維持するための運動を行います。
  • 手術: 関節の破壊が進んだ場合、人工関節置換術などが行われることがあります。

セルフケアのポイント

ヘバーデン結節

  • 手指を温め、血行を促進する。
  • 無理な力をかけず、関節を保護する。
  • 適度な運動で関節の柔軟性を保つ。

関節リウマチ

  • 規則正しい生活とバランスの取れた食事を心がける。
  • ストレスを避け、免疫力を整える。
  • 医師の指示に従い、適切な治療を継続する。

まとめ

ヘバーデン結節と関節リウマチは、どちらも手指の変形や痛みを引き起こす病気ですが、原因や症状、治療法が異なります。指の不調を感じたら、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。正しい知識を持ち、適切なケアを行うことで、症状の進行を防ぎ、快適な日常生活を取り戻しましょう。


このブログが、手指の変形や痛みでお悩みの方の参考になれば幸いです。症状が気になる方は、ぜひ専門医に相談し、自分に合った治療法を見つけてください。